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北山 佳治; 寺阪 祐太; 佐藤 優樹
no journal, ,
小角コンプトン散乱を利用しガンマ線検出器に指向性を持たせるというアイデアの実現可能性を、モンテカルロシミュレーションGEANT4を用いて検証した。検出器は散乱体と吸収体で構成され、散乱体で検出したエネルギーからガンマ線の散乱角を推定する。この指向性検出器は軽量かつ放射能の定量評価が可能なガンマ線イメージャーへ応用できる。散乱体にSi、吸収体にBGOシンチレータを用いそれぞれに2.5keV、662keV32keVのエネルギー閾値を設け662keVのガンマ線を照射した。考慮する物理相互作用としてFTFP_BERT_LIV(標準的な電磁相互作用を網羅)を用いた。その結果、5度以下の散乱事象のみを選択的に検出することができ、約10度の指向性を得ることが可能であるとわかった。
森下 祐樹; Di Fulvio, A.*; Clarke, S. D.*; Kearfott, K. J.*; Pozzi, S. A.*
no journal, ,
パルス波形弁別(PSD)が可能な有機シンチレータ、シリコン光電子増倍管、デジタイザを用いて、/弁別型検出器を開発した。線源としてAm線源(5.5MeV線)と線源としてSr線源を用いて測定を行った。線と線の弁別には、電荷積分法を用いた。プラスチックシンチレータ(EJ-299-33)とスチルベンの2つのシンチレータの弁別性能を比較した結果、スチルベン(弁別指標: FOM=1.61)はEJ-299-33(FOM=0.56)よりも優れた性能を示した。さらに、スチルベンは良好なエネルギー分解能を示した(5.5MeV線に対し23.6%FWHM)。また、検出器の分離能力を実証するために、ThやRnを線源として用い、線と線の弁別性能を実証した。
冠城 雅晃; 島添 健次*; 大鷹 豊*; 上ノ町 水紀*; 鎌田 圭*; Kim, K. J.*; 吉野 将生*; 庄司 育宏*; 吉川 彰*; 高橋 浩之*; et al.
no journal, ,
東京電力ホールディングス福島第一原子力発電所では、2021年度以降、原子炉格納容器から溶け落ちた核燃料と周囲構造物の混ざり合った物質である燃料デブリの取り出しが予定されている。上記に向けた非破壊測定技術の一環として、Euや核反応からの高エネルギーガンマ線を高線量率環境下で測定できるガンマ線スペクトロメトリシステムの開発を進めている。本件では、5mm立方角のCeBr,光電子増倍管,高速信号処理モジュールで構築した検出システムを、最大線量率750mSv/hのCo照射場において、線量率を変化させて照射試験を実施することで、当該システムの線量率特性を評価したので報告する。